職場での何気ない一言が、無意識のうちに周囲の印象を下げてしまっているとしたら…ちょっとショックですよね。
今回ご紹介するのは、オス化女子がついやってしまいがちな口癖。これを読めば、「私も使ってた!」と共感しつつ、明日からすぐに言葉遣いを変えたくなるはずです。さっそくチェックしてみましょう。
「なるほどなるほど」の相づち
相づちの代わりに「なるほどなるほど」を使っていませんか?
それ、今すぐやめたほうが良いです。可愛くないどころか、失礼だと感じる人もいるかもしれません。
そもそも「なるほど」という言葉には3つの使い方があります。
- そっか!そーいうことか!の意味で感動を表す「なるほど!」
- 相手の話を聞いた結果、腑に落ちて「なるほど~」
- 相手の話を聞いた結果、あまり納得できないけど寄り添おうとする「なるほど、、、」
1つ目の「なるほど」はまだ可愛いでしょう。ですがあとの2つは、相手の話を上から目線で評価しているようなニュアンスがあるのです。
そのため、目上の人やお客さまの前では使わない方が良い言葉とされています。
よく頭の回転が早そうな早口の人が「なるほどなるほど」とカッコよく使っているのを見ますが、私たちは真似しちゃいけません。
短く「はい」と1回だけ言う。このシンプルな相づちが一番可愛いです。
カタカナのビジネス用語

- 予定フィックスできました。
- アジェンダを共有します。
- 今どのフェーズですか?
- エビデンスが必要です
- ごめん、ファクトは?
これらのような言葉たち、使っていませんか?
カタカナのビジネス用語を使ったからと言って、別にかっこよくもないのに。そんな所で背伸びしなくても、あなたの仕事の成果はちゃんと評価されていますよ。
- 予定フィックスできました。
→予定は調整できました。 - アジェンダを共有します。
→本日の流れを共有します。 - 今どのフェーズですか?
→今どこまで出来ていますか? - エビデンスが必要です
→確認できる資料が必要です。 - ごめん、ファクトは?
→ごめん、あなたの意見じゃなくて事実だけを教えてくれる?
やっぱり、どんな人にも違和感なく伝わる、正しい日本語で話せるのが素敵です。1つ1つ丁寧に言い換えていきましょう。
「わかりました」等の短い返事
仕事を依頼する立場になると分かるのですが、「わかりました」「承知しました」等の短い返事だけが返ってくると、不安なんですよね。
本当に完璧にわかってるのかな?
今ので本当に伝わった?
1つくらい疑問とかないの?
と思うのです。
こういう理解で大丈夫ですか?と不安そうに確認してくれたり、自分の言葉で復唱してくれたりすると、かわいいなと思いますし、何より安心してお任せできます。
理解が早いとか、物分かりがいいとか、実際そんな事は求められてないですね。丁寧で確実であることの方がよっぽど大事だったと気付きました。
短い返事ではなく、丁寧に確認して、相手を安心させてあげましょう。
「大丈夫です」
もうこれは、私たち全員、口癖じゃないでしょうか。大丈夫かと聞かれたら、反射的に笑顔で大丈夫と答えてしまいますよね。
それには、心配かけたくないという気遣いや、評価を下げたくないと強がる気持ちがあることと思います。
ですが、さきほどの「わかりました」の例でもあったように、大丈夫とだけ言われてもかえって不安なものです。「どこまで出来ていて、あとどれくらいです」と状況を正確に共有してくれるほうが安心です。
また、せっかく心配して声をかけてくれたのですから、その気持ちを受け止めて、ちょっとしたネガティブ発言をするのも可愛げがあります。
「疲れましたよ~。でもあとこれくらいなので頑張ります!」などと、最後はポジティブで締めてくださいね。
わざわざ相手に恥をかかせる言い方
自分の正しさを主張したくなってしまうことはありませんか?
例えば、約束の期限が来ているのに先方からメールの返答がない時。
「この件の回答は◯月◯日までにと仰っていましたが、未だ頂けておりません。ご状況いかがでしょうか?」
このような言い方は最高に可愛くありません。
だって、相手が自分で宣言した期日を守っていないことを、わざわざ言って、恥をかかせる必要がありますか?言われなくても、ご自身が一番後悔しているはずです。
相手に恥をかかせないよう、「この件はご状況いかがでしょうか?」とだけ伝えるのが女性らしい配慮かなと思います。
まとめ
あなたも日頃使っている口癖はありましたか?今日からでも遅くはありません。ちょっとした言い換えで「脱・可愛くない」は出来ます。
それから、逆に可愛い人の言い方を真似するのも近道です。ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
一緒に頑張りましょう!