仕事自体は好きだけど、目標設定が嫌い。どうしたらいいですか?

現実をちょっと見る


仕事は嫌いじゃない。むしろ、わりと好き。

でも——
「目標を立てましょう」
「数値にしましょう」
「達成計画を考えて」

このあたりの話が出た瞬間、急にしんどくなる。

そんな人、実はめちゃくちゃ多いです。

今回「勝手に回答」するのは、Yahoo知恵袋などの質問サイトで見つけた、こんな声。

「仕事自体は好きだけど、目標設定が嫌い。どうしたらいいですか?」


自分で目標を決めて、数字にして、上司から「もっと見える化して」と言われるのがとにかく辛い。

仕事は好きだから、ただ目の前の業務に集中していたいだけなのに…というお悩みでした。

これ、あなたはどう感じますか?

それが普通の感覚です

まず、いちばん最初に伝えたいことがあります。それは——
あなたのその感覚が、普通ってこと。

目標を立てるのが苦手。
達成までのシナリオが描けない。
数字で語るのがしんどい。

これ、意志が弱いからでも、ビジネスマインドが足りないからでもない。

単純に、女性にはちょっと向いていないだけ

男女では、得意なことや大事にしていることが、真逆と言うほどに違うってよく言うでしょ?

男女の性質の違い比較図1


たとえば会話でもそう。

女性は、会話をしている時間そのものを楽しみたいのに、

男性は、「で、結論は?」「じゃあどうすればいいの?」と、早めにゴールを見たくなる。

これ、どっちが正しい・間違っているではなく、大事にしているポイントが違うだけなんです。

目標設定がしんどく感じやすい理由

この違いを、目標設定に当てはめてみると分かりやすいです。

多くの男性は、先にゴールを決めて、そこから逆算して、一直線に進んでいくことに安心感をおぼえる。

一方で女性は、「今、何をしているか」「この時間をどう感じているか」を大事にする傾向が強い。

男女の性質の違い比較図

だから、女性は設定された数字そのものには、あまりワクワクしません。その過程が楽しいかのほうが重要。達成できるかなんて、正直どうでもいいんです。

それなのに——
私たちが働いているビジネスの世界は、どうしても「目標・計画・達成」を軸に作られてきた。

そこに「今を大事にしたい感覚」を持ったまま入れば、しんどく感じるのはむしろ自然です。

なのでまずは、「私、これ苦手なんだよね」って安心して受け入れてくださいね。

じゃあ、どう付き合えばいい?

とはいえ、「じゃあ目標設定しなくていいよね!」とは、なかなかいかないのが現実。

組織で働いている以上、どうしても向き合わないといけない場面はありますよね。

なのでここからは、目標設定を好きにはならなくていいから、“消耗しすぎずに付き合う”ための考え方を紹介します。

何してる時が楽しい?

まずは、目標とか数字の話は一旦ぜんぶ置いておきましょう。

代わりに考えてほしいのは、これです。

あなたは、仕事の中でどんな瞬間に「ちょっと楽しいかも」と感じる?

  • 新しい人や世界に触れたとき
  • 誰かに頼ってもらえたとき
  • 作業が効率化できたとき
  • 後輩の変化に気づけたとき
  • 分析して何かがわかったとき

「やりがい」なんて言わなくて大丈夫。ちょっと楽しいかも、の瞬間を思い出してみて。

楽しいを、あとから数字にする

ここでやっと、数字の話をします。

さっき出てきた「ちょっと楽しい瞬間」をベースに、あとから数値をくっつけていくイメージです。

事務職の場合

「業務を効率化できたときが好き」なら、

・5つ以上の業務を見直す
・作業時間を合計1時間短縮する

など。

営業職の場合

「新しい世界を知るのが楽しい」なら、売上や件数だけに目を向けなくても大丈夫。

・新しい業界の人と10人話す
・1日3人、新しい発見を持ち帰る

こういう目標も、立派な行動指標です。

もしそのまま提出しづらければ、表向きの目標はそれなりに用意して、これは自分だけの裏目標にしてもいい。

これならちょっとだけワクワクしませんか?

大きな目標は、小さく刻む

大きなドアを小さなドアに分解するイメージ

目標って、そのまま見るからしんどいんですよね。大きなドアを、一気に開けようとしている状態。

なので、「これなら開けられそう」くらいのサイズまでひたすら小さくします。

例えば上記の「5つの業務を効率化する」という目標なら

  • 現状の業務一覧を洗い出す
  • 効率化が必要な業務を5つ以上ピックアップする
  • ピックアップした業務状況を調査する
  • 改善案を考える
  • 関係者に壁打ちする
  • テスト施行する
  • マニュアルにまとめる


この時点で、「なんか出来そう」感が出てきませんか?

まだ重たかったら、さらに小さくしていけばOK。

日付を入れて、あとは淡々と

最後に、分解した行動それぞれに、「いつやるか」だけ決めます。完璧な計画はいりません。ざっくりで大丈夫。

あとは、決めた日付までに小さなドアを一つずつ開けていくだけ。

気づいたら、「あれ?目標、超えてたかも」なんてことも、意外とよくありますよ。

まとめ

今回の「勝手に回答」で一番伝えたかったのは、目標設定が苦手なのは、普通のことだよってこと。

仕事が好きなのに、目標設定だけがしんどい。それ、全然おかしくありません。

自分がちょっと楽しいと思える軸を見つけて、そこから目標と“ほどよい距離”で付き合っていきましょう。