「やる気が出ない自分って、なんてダメなんだろう」
そんな風に落ち込んだこと、ありませんか?
特に“あの期間”は、理由もなく気分が沈んで、何も手につかなくなることもありますよね。
当メディアを運営する私も、どうしても動けない日があるたびに、自分を責め続けていました。
でもある時、ふと思ったんです。
――もしかしてこれは、“自分のせい”じゃないのかもしれない。
そんな気づきから今回筆を執りました。
どうしてもやる気が出ない日
以前セールスの仕事をしていた時、1日200件くらいテレアポをしていました。
その時の上司は、とにかく日々の行動量を大事にするかたでした。
成果目標の未達はともかく、
行動目標の未達はありえない。
成果は相手ありきのことだから不確実性があるけれど、行動目標は自分がやるか・やらないかだけなので、100%コントロールできるという考えです。本当にその通りだと思っていて、今でも教えていただいたそのスタンスで仕事に向き合っています。
ただですね…
どうしてもやる気が出なくて、1日の目標架電数をやりきれない日が度々あったんですよ。
なぜか架電する気になれなくて、それでも無理して架けるのですが、気持ちがノッていないからか全然アポも取れなくて、さらにやる気がなくなる…という負の1日です。
自分でも「なんてダメなやつなんだろう…」って思ってるのに、そこに上司が追い討ちをかけるように

なんて言うもんだから、本当にグサっときました。
女性は生理で月に4回性格が変わる

その仕事から離れてしばらくたち、のんびり過ごしていたある日、ある当たり前のことを思い出しました。
女性は生理で月に4回性格が変わる。
生理前になるとすっごいイライラして、生理が始まると気持ちがどんよりして、生理が終わるとスカーっとして毎日ハッピーで、だんだんまったりと落ち着いてくる。
このサイクルはホルモンの影響なので、どうすることもできないです。
あ、そうか。ガンガン架電してアポを取りまくる日もあれば、なぜかやる気が出ない日もあったのはそういうことだったのかも。その時、合点がいくとともに、なんだかホッとした気持ちになりました。
「生理だからやる気出ない」は甘えじゃない
やる気が出ない日は、そんなに頑張らなくていい。
気分が落ち込んでいるなら、落ちるところまでズドーーンと落ちればいい。無理して上に留まろうしないで早く最後まで落ち切った方が、ジェットコースターみたいに早く上がってこれるでしょ。
上がってきたらまた頑張ろう。
信頼する先輩がいつかそう言ってくれたように、私も仕事で関わる女性にはこのメッセージを伝えるようにしています。
女性の働き方は昔と変わったと言うけれど、体の仕組みは大昔から変わってないんだから。
「生理だからやる気が出ない」は、ただの甘えじゃない。女性は毎月1回はやる気がなくなる時があるんです。
その日は大目にみて欲しい。こんな甘いこと言ったら怒られるかもしれないですね。でも身の回りに1人くらいいてもいいですよね、こんな人。誰もがもっと優しく向き合っていい“普通のこと”なんですから。