どんなに頭が良くて仕事ができても、可愛げがなかったら0点。
わたしが以前「オス化女子」真っ只中の時、女性の大先輩にそう指摘されたことがあり、それはそれはドキッとしました。以来、可愛げの作り方をいつも模索しています。
そして最近「言い換え」系の本をいくつか読んだり、身近にいる可愛げのある人を観察する中で、ものの「言い方」についてある鉄則を見つけました!
今回はそれを一緒に身に付けていきましょう。
気持ちを全面に出す
早速結論をお伝えします。
それは、カッコつけずに気持ちを全面に出すということです。
大きく次の3つの項目に分けて、具体的に解説していきます。
- 下心を隠さない
- 1次感情を伝える
- 事実よりも気持ちを伝える
下心を隠さない
例えば、あなたが気がついて、部長が必要そうな書類を用意してあげたシーンを想像してください。
部長から「お、気が利くねーありがとう」と言われたとします。あなたはなんと言って返しますか?
と、すました顔で言うのではないでしょうか?
可愛げのある人はこう言います。
そう、カッコつけて下心を隠さず、そのまんま伝えるんです。
もう1つ例をあげましょう。
例えば、最近買ったハイブランドの服を着て行ったら、同僚にその服可愛いねと褒められた時。
心の中では「来た来た」とニンマリしながらも、実際には
とサラッとした感じで言うのではないでしょうか?
こんな時、可愛げのある人の言い方はこうです。
変に冷静を装わず、下心をそのまんま言ってしまうのです。
このような言い方は、ちょっと子どもっぽい印象があるとは思います。でも、ここまで正直に言われると、かえって気持ちがいいですし、微笑ましくなりますよね。
わたしが観察した中でも、さきほどの部長の例のようなシーンでは「バカなこと言ってるなー」と大笑いされて、場が和んでいました。
あなたも勇気を出して、下心を言葉に出してみてはいかがでしょうか?
1次感情を伝える
これは、特にムッとした時に使える言い方のルールになります。
例えば、後輩がミスしたことをずっと隠していて、結果大きな問題になってあなたがお怒りのシーンを想像してください。
こんなセリフが真っ先に浮かぶのではないでしょうか?実はこの怒りは、2次感情といいます。
一方で、あなたが怒っているその手前には、このような感情があったはずです。
「なんでも言い合える仲だと思っていたのに、ミスを言ってもらえなかった事が悲しい」
「信頼関係ができていると思っていたのに、自分の力不足を感じて悔しい」
「大丈夫かなってずっと心配してたのに」
「あなたなら絶対出来ると期待していたのに」
これらのような、怒りの手前にある感情を1次感情と言います。
可愛げのある人は、この1次感情の方を伝えているので、人との衝突を避けることができるのです。
もし、最初から
と伝えていたらどうなるでしょう?
きっと後輩の方からも、「先輩がいつも忙しそうにしているのを見て、自分で何とかしなきゃと思ったんです」などと本音が出てくることと思います。おまけにあなたに対して人間味を感じますよね。
ムッとしたときは、すぐに口走るのではなく、「待って、わたしなんでムッとしてるんだろ?」と考えてみてくださいね。
事実よりも気持ちを伝える
例えば、目上の人から飲みに誘われたものの、断わらなければいけないシーンを想像してください。
こんな風に行けない理由を丁寧に説明する、確かにこれも悪い気はしないですよね。
ですが、可愛げのある人の言い方はこうです。
こんな風に、ひたすら残念な気持ちを伝えます。行けない理由なんてどうでもいいのです。
とひたすら嬉しい気持ちを伝えるのも良いですね。
伝えるべきは、事実よりもあなたの気持ちです。「そんなに言うなら次も誘ってあげようかな」と思われる人になりたいものですね。
まとめ
可愛げのある人に共有する、カッコつけずに気持ちを全面に出すという言い方の鉄則でした。いかがでしたか?
しっかり者のあなたも、きっと大人なスマートな言い方は得意だと思うんです。でも時には自分の気持ちを開放して、そのまんま言葉に出してみてください。今のあなたに「可愛げ」が加わったら最強になれますよ。
わたしもまだまだ可愛げを模索していきます。一緒に頑張りましょう!
参考:山崎 拓巳『なぜか感じがいい人の かわいい言い方』サンクチュアリ出版