美容にかけるお金なんて浪費じゃない?と思っているオス化女子のみなさん。ファイナンシャルプランナーの粕谷先生から、ちょっとドキッとするお話を聞きました。さあ、まずは深呼吸してから読み進めてみてください。

粕谷 紀彰(かすや のりあき)先生
1975年生まれ、愛知県名古屋市出身。元バレエダンサー。大切な家族に苦労や迷惑をかけたくないと、金融機関に転身しゼロからお金の知識を学ぶ。未来に向けた行動を起こせる人を増やすべく、テレビやラジオ出演など幅広い分野で活動。お金の「仕組み」と金融商品の「カラクリ」のわかりやすい解説や、特技である占いを交えた人生設計のアドバイスも好評。

今日は「美容」とお金にまつわる話をしていきますよ。

よろしくお願いします!

では、いきなりですがクイズです。
『3,600万円』―これ何の数字だと思いますか?
『3,600万円』―これ何の数字だと思いますか?

うーん…女性が一生にかける美容代とか?

フフッ、残念。
これは、“見た目で変わる生涯賃金の差”なんです。
これは、“見た目で変わる生涯賃金の差”なんです。

え、待って。投資でも副業でもなく、“見た目”?そんなことで3,600万円も変わるんですか!?

そうなんです。


実は、美人は8%の得をし、不美人は4%の損をするという研究結果があるんですよ。
見た目の良さによって、採用されやすかったり、重要な仕事を任されやすかったり、昇進や評価で有利、あとは男性に奢ってもらえたり!
その積み重ねが、結果として生涯賃金で大きな差になるって訳なんです。
参考『美貌格差 -生まれつき不平等の経済学』ダニエル・S・ハマーメッシュ著 (東洋経済新報社)

この世は実力主義!と信じてたのに…(泣)
でも正直、美容にお金かけるのって浪費じゃないんですか?

いえいえ、美容は浪費ではなく素晴らしい“投資”だと思いますよ。
お肌や髪のメンテナンスは、「自分という資産」にコツコツ積み立て投資しているようなもの。メイクやファッションだって、自分の価値を高めるものでしょ?
実際に、美容にお金と時間をより多くかけている人ほど、年収が高いという研究結果もあるんですよ。

参考『美容資本 -なぜ人は見た目に投資するのか』小林盾著 (勁草書房)

ドキッ…毎朝メイクに5分しかかけてない(笑)
じゃあ、「美容」ってすごく手堅い投資案件かもしれないですね。

その通り!NISAで積立投資もいいけど、美容への投資もきっと大きなリターンが得られますよ。

よし、急にやる気が出てきました!まずはコーヒー買うのを週2回我慢して、その分を美容費に回そう。
先生、ありがとうございました!
まとめ
見た目が経済に与える影響は、あなどれません。
美容は浪費ではなく、未来の自分にリターンをもたらす“投資”です。
今日から少しずつで大丈夫。美容にもお金と時間を投資して、キャリアと人生をもっと豊かにしていきましょう!