男に負けたくない!女だからって舐められたくない!そう思ってこんなに頑張ってるし仕事もデキるのに、同じような男性よりも評価されない気がしてモヤモヤすることはありませんか?
「女だから評価されない」
男女平等が謳われて久しいのに、そんな古臭い考えまだ存在するの?と思いますよね。
残念ながら、実際あります。そればかりか、私たちの生きている間に無くなることはないかもしれません。
そんな状況の中で、仕事で活躍したいと願う私たちはどう立ち回ったらいいのか、1つのアイディアをご紹介します。
もくじ
「女だから評価されない」が明るみに出た実験
アメリカでこんな実験結果があります。
全米6大学の、生物学・化学・物理学部の教授127名にアンケートを行いました。学部生の中から無作為に選ばれた1人のプロフィールを配布し、それを読んで学生の能力や適正を評価し、自分の研究室に採用したいかどうかを答える内容です。
実は、配布したプロフィールは「ある一箇所」を除いて全く同じ内容でした。
変えていたのは学生の名前。半数の教授たちへは「ジョン」という男性の名前、もう半数の教授たちへは「ジェニファー」とう女性の名前が書かれていました。
結果はどうなったでしょう?
能力適正・採用可能性・指導したいか・年収提示額の全ての項目で、男性の名前の学生の方が上回ったのです。しかも年収提示額については、日本円にして約42万円もの差があったそうですよ。
名前以外全く同じなのに、違いが出た。つまり女性だという理由で男性よりも評価されないことは実際にあり得るということです。回答した本人たちにそんなつもりはなかったと思います。無意識のうちに行っているんです。
※参考:ギンカ・トーゲル『女性が管理職になったら読む本ー「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法』日本経済新聞出版
わたしたちはどう出る?
この実験結果、すごくショックですよね。
「なんて生きづらい世の中なの!」と嘆きたい気持ちになります。
でも、嘆いたり、世の中が変わることをただ願うのは、少し違うと思うんです。わたしたちはどう立ち回ったらいいのか考えてみました。
男女で違いがあると受け入れる
完全な男女平等は無い、とまずは受け入れてしまった方がいいと思います。
だって、大昔から「男性」が社会を形成してきたことは誰もが知っている事実。わたしの好きな歴史ドラマ「三国志」でも、男性は戦いに出たり、知恵を使って政治に関わったりしていますが、女性は琴を弾いたり踊ったりするのが仕事です。
そんな長い長い歴史の中で見たら、今わたしたちが生きているのは、男女平等に変わろうとしている変化のほんの入口。完全に平等になるのはほど遠いよね~と、ここは完全降伏しましょう。
期待されていることが違うと理解する
違いを受け入れたら、女性はどんなことを期待されているのかを理解しましょう。人は無意識のうちに、男女に対してほぼ真逆の性質を期待していると言われています。
例えば、
男性には望ましいが、女性には望ましくない特性
- 競争的
- 積極的
- 野心的
- 説得力
女性には望ましいが、男性には望ましくない特性
- 友好的
- 謙虚
- 協力的
- 良い聞き役
などがあり、このメカニズムはこちらの記事で詳しくまとめているので読んでみてください。
それなのに、わたしを筆頭にオス化女子ときたら、期待されていない男性的な特性を発揮しようと意固地になってしまうのですよね(笑)あなたはどうでしょうか?
男性的な特性が得意な女性ももちろんいます。でもわたしも含め多くの女性は、女性的な特性が得意なはずで、それが周りからも期待されていることなのです。それを理解して、本来の女性らしさを発揮しましょう!きっと「いてほしい」と思われる存在になれるはずです。
期待役割を確かめる
上記の女性が期待されていることは、あくまで一般論。自分の組織の中で、どんな役割を期待されているのかは明確に抑えた方がいいです。
上司と面談する機会はありますか?そのような機会にしっかり確認しましょう。
わたしも以前”新規部署”に配属され、前例が無い環境にすごく燃えて色々と突っ走っていたのですが、実はメンバーのサポートを期待されていたという空回り経験があります。
期待にそのまんま応えてやっと0点、それを超えた部分が評価だと教えてもらいました。だから期待されてない所で頑張っていてもマイナスです!頑張る方向性を間違えないようにしたいものですね。
まとめ
「女だから評価されない」という悲しい事実と、それに向き合うスタンスをシェアさせていただきました。男女の違いをポジティブに受け入れた者が勝ちだと思います!あなたのモヤモヤが晴れるヒントになれば嬉しいです。